交わる、つながる、広がる

滞在可能な芸術活動と青少年体験活動ができる港

Homeイベントゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス|招聘プログラム2025秋季

アーティスト・イン・レジデンス

ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス|招聘プログラム2025秋季

メイン写真:ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス|招聘プログラム2025秋季
開催日
2025-09-01(月)〜2025-11-30(日)
場 所
1階 工房・ギャラリー
ゆいぽーとでは、滞在型の創作活動を行う芸術家等を国内外から募集、支援することで、創造性に富んだ人材が集まりやすい環境づくりを進め、新潟市の魅力を国内外に発信することや、滞在する芸術家等と市民が交流することで地域の自然や歴史、文化の魅力を再発見し、地域の誇りづくりや愛着づくりにつなげることを目的に、アーティスト・イン・レジデンス事業を実施しています。

2025年9月~11月までの長期滞在となる「招聘プログラム2025秋季」では、ダナイ・コツァキ(ギリシャ)、深澤孝史(日本)の2組が参加します。
プログラム期間中、ワークショップ等の交流イベントを開催しますので、ぜひお気軽にご参加ください。(内容は決定次第イベントページへアップ致します。詳細はイベントページをご確認ください。)
ダナイ・コツァキ Danai Kotsaki
ギリシャ出身・在住
ジャンル|彫刻、インスタレーション、陶芸、ガラスアート、バイオアート、ミクスドメディア
滞在期間|2025年9月1日(月)~11月29日(月)/90日間
ウェブサイト ▶ https://vimeo.com/danai

<プロフィール>
ギリシャ出身のヴィジュアルアーティスト。自然やテクノロジー、物質の変容が交差する領域を探求し、彫刻や陶芸、バイオアート、インスタレーションなど多様な手法を用いて、有機的なものと工業的なものが融合したハイブリッドな形態の作品を制作している。
近年の作品では、「水」を重要な要素として扱い、それを普遍的な象徴として、また神話や伝承、文化的信仰を運ぶ存在として表現している。また、ミクロとマクロのスケール感の違いや、「空間の中の空間」という概念に注目し、時に生きたシステムや微小な生態系を取り入れながら制作している。
科学的なリサーチや伝統的な工芸技術にも着想を得ながら、「共生」「適応」「自然とのつながり」「記憶」といったテーマを反映した彫刻的空間を創り出す。実験的な手法を通じて、種やシステムの枠を越えた「変化」と「共存」について、詩的でありながら批評的な空間を創造することを目指している。

<滞在制作プラン>
滞在期間中、《Anthologium(アンソロジウム)》という彫刻プロジェクトに取り組みます。これは、葉や花、植物、自然の残骸など、新潟の土地に根ざした植物を採集・保存し、それらをガラス、金属、陶などの素材に取り込むことで構成されます。このプロセスは、植物の素材が繊細で持続するかたちへと変化していく過程を通じて、「保存」と「儚さ」のあいだの対話を探るものです。
ガラス・金属・陶土といった素材において、伝統的かつ実験的な技法の両方を用いることで、素材の表現を広げつつ、新潟の自然環境への応答として制作を行います。あわせて、日本のミニチュアの庭園や景観の芸術にも関心を向け、それらの技法を調査・探求します。これらの知見は、生きた要素と人工的な要素が融合したハイブリッドな彫刻的エコシステムの制作に反映され、自然・文化・素材の関係性を深めるための研究の一環となります。
滞在制作の集大成として、これらの素材的な探究をもとにインスタレーションを構成し、自然と人工、そして変容というテーマを新潟の風土の中で問い直す彫刻作品群を発表する予定です。
写真2:ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス|招聘プログラム2025秋季
写真3:ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス|招聘プログラム2025秋季
深澤 孝史  Takafumi Fukasawa
山梨県出身・北海道在住
ジャンル|美術
滞在期間|2025年9月1日(月)~11月10日(月)/71日間
ウェブサイト ▶ https://fukasawatakafumi.net/

<プロフィール>
1984年山梨県生まれ、北海道在住。誰かの生に参加することを軸にプロジェクトを制作しています。
現在茨城県取手市にて「とくいの銀行」(取手アートプロジェクト)、新潟県津南町秋山郷にて「アケヤマ—秋山郷立大赤沢小学校ー」(大地の芸術祭)を展開中。

<滞在制作プラン>
「やわらぎ」を朝鮮語で奉納する

佐渡市では佐渡金銀山の安全と鉱脈発見の願いを込めた祝歌「やわらぎ」が歌われており、 現在は、佐渡金銀山の繁栄を願う鉱山祭で奉納されている。佐渡金山は世界遺産登録の際 朝鮮人労働者問題が浮上した。二つの立場を出合わせる場所として、新潟に住む朝鮮の方 や佐渡の方と協働して「やわらぎ神事」の朝鮮語版をつくり、できればその方達とともに上演 持って奉納したい。
LINE@ID:iiq2166d
友だち追加


ページ先頭