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滞在可能な芸術活動と青少年体験活動ができる港

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Artist in Residence

アーティスト・イン・レジデンスとは、各種の創作活動を行う芸術家等が、招聘などにより一定期間ある土地に滞在し、
様々な交流を通して作品制作やそれに伴うリサーチ活動などを行うプログラムです。
ゆいぽーとでは、公募によって選出された芸術家等 を招聘し、長期滞在を支援する「招聘プログラム」と、
新進の芸術家等の短期滞在活動を支援する「自主活動プログラム」の2つのプログラムを行います。

 

 

招聘プログラム2023秋季

ローランド・ファーカス  Roland FARKAS

 
スロバキア出身/ハンガリー在住
ジャンル|コンセプチュアルアート、インスタレーション、映像
滞在期間|2023年11月9日(木)~11月25日(土)
※ローランド・ファーカスは怪我のため急遽滞在中止となっておりましたが、渡航可能な状態まで回復することができたため、11月9日~11月25日までゆいぽーとで滞在制作することになりました。
ウェブサイト ▶ http://rolandfarkas.blogspot.com

<プロフィール>
ハンガリーのブダペストを拠点に活動するインターメディアアーティスト、美術教師。2003年ハンガリー芸術大学インターメディア学部で博士号を取得、近年は同大学で留学生の講義を受け持っている。表現形式はインスタレーション、パフォーマンス、写真、ビデオアートなど多岐にわたり、しばしば観客を巻き込む作品を制作する。
作品では、私たちの社会が抱える問題を扱っている。経済や環境など様々な危機がますます現代を特徴づけている中、人類が直面している課題のひとつが地球温暖化である。私たちはどのようにすれば、地元での生活を変え、私たちが住みたい未来の世界を形作ることができるのだろうか。

<滞在制作プランについて>
今回の新潟での滞在制作は、都市と農村の生活を歩いて探索することから始まります。滞在制作の最終的な成果として、集めたインスピレーションをドローイング、メモ、イメージ、地図などを通して作品として発表する予定です。私は、古い世界と新しい世界の共存を扱い、その地域の建築構造、より伝統的なライフスタイルのために設計された古い建築、そこに住む人々や働く人々の異なる日常生活をリサーチしています。
また、バーチャルなデジタル技術の時代において、個人の長期記憶や短期記憶が本物のように保存される可能性はあるのかという疑問も投げかけます。急速な技術革新、世界情勢に関するニュースやフェイクニュース、毎日のように変わるファッションの熱狂は、脳の神経系や記憶の長さに大きく影響します。滞在期間中、地域住民の協力を得て、さまざまな場所にまつわる記憶、感情、人生の出来事を即興的に演出した短い映像作品も制作する予定です。
 

 
過去作品:The Feast of Victory Over Forces of Evil, 2020

 

片岡 純也   Junya KATAOKA

栃木県出身/神奈川県在住
ジャンル|キネティックアート
滞在期間|2023年10月6日(金)~11月29日(水)
ウェブサイト▶ http://kataoka-iwatake.tank.jp/index.html
 
<プロフィール>
2013年よりフランス、アイスランド、台湾など国内外様々なレジデンスプログラムに参加し、現地で見つけた素材をもとに機械的・光学的・電気的な手法による装置的な作品を制作してきた。個人での活動と並行してアートユニット「片岡純也+岩竹理恵」の活動も行なっている。
主な展覧会に、「瀬戸内国際芸術祭2022」(宇野エリア/岡山)、「MOTアニュアル2020 透明な力たち」(東京都現代美術館/東京)、「The 22nd ifva Festival」(香港アートセンター/香港/2017)。



<滞在制作プランについて>
レジデンスプログラムに参加するときは、回転させて面白いことが起きる素材はないかと考えながら街を歩きまわる。今回の滞在先であるゆいぽーとは海沿いにあるため海岸の漂着物の中から素材を発見していきたい。また、それらに動きを与える動力として、新潟の稲作の歴史に着目し、人力で回転を起こし利用されていた、昔ながらの農機具の動的メカニズムを取り入れる。海の流れによる地球規模の循環、農作業に見る水や季節の循環など様々なレベルの循環を集約するようなインスタレーションを制作する。

 

 
過去作品:ナマコによる茶器の演奏(2016)

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