日本海に面している新潟では、一年を通して様々な種類の海藻に恵まれています。海藻は食べることだけでなく、近年、二酸化炭素を吸収する効果やバイオ燃料としての活用など、多くの環境問題を緩和させる働きがあると期待されています。
本展では、ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス「招聘プログラム2022春季」滞在アーティストのルカ・レグリーズ（フランス出身）が滞在期間中に制作した作品を展示いたします。レグリーズは、2022年5月1日からゆいぽーとでの滞在制作を開始し、新潟で採取される海藻の写真を撮影し、その海藻から抽出した成分で現像しました。海藻を使った現像方法は1990年代後半にアメリカのロチェスター大学で発見され、従来のモノクロ写真で使用されている現像剤の化学物質を海藻に含まれているフェノール類に置き換えることで写真を現像することができます。
新潟で育まれた海藻で作る溶液を使って写真を現像することは、海藻について、また、写真の歴史を通して、世界を見る新しい視点を提案するとともに、私たちを取り巻く環境との関係を考える出発点となります。

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ルカ・レグリーズ成果発表展
　『新潟の海藻の写真』
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日程｜2022年5月20日(金)～5月21日(土)　9:00〜21:30
場所｜ゆいぽーと 工房・ギャラリー1
観覧料｜無料

◎新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご鑑賞の際には以下事項のご協力をお願いします。
- 手洗い・手指の消毒をお願いします。
- マスクの着用をお願いします。
- 受付にて「来館記録」のご記入をお願いします。
- 発熱等、体調の優れない方はご遠慮ください。

【主催・お問合せ】
新潟市芸術創造村・国際青少年センター（ゆいぽーと）
電話：025-201-7530
E-mail：yui-port@kirameki.co.jp