- 開催日
2025-12-03(水)〜2025-12-26(金)
- 場 所
1階 工房・ギャラリー
- 参加費
入場無料
長岡造形大AIR in ゆいぽーと
ゆいぽーとでは、アーティスト(芸術家)が滞在しながら制作活動を行えるスペースを設けています。県内外や国内外から様々なジャンルのアーティストを招聘し、滞在制作活動の支援や市民との交流事業を行う「アーティスト・イン・レジデンス(通称AIR)」に通年で取り組んでいます。
この12月には、新潟県内唯一の美術デザイン大学である長岡造形大学大学院に在籍する2組の若手アーティストが、ゆいぽーとでAIRを実施します。滞在期間中には、オープンスタジオや作品展示を行います。
【開催概要】
日程|2025年12月3日(水)~26日(金)
(休館日:12月22日(月))
会場|ゆいぽーと 工房・ギャラリー(1階)
観覧料|無料
【スケジュール】
オープンスタジオ
日程|12月4日(木)~7日(日)、9日(火)、11日(木)~13日(土)、16日(火)、18日(木)~20日(土)、23日(火)
時間|10:00~12:00、13:00~17:00
作品展示
日程|12月14日(日)、21日(日)
時間|10:00~19:00
廣田勘太郎 Kantaro HIROTA
ジャンル:絵画
<プロフィール>
新潟県長岡市生まれ。長岡造形大学造形学部美術・工芸学科卒業。長岡造形大学大学院造形研究科修士課程在籍。
生きている様に絵を描くことを大きなテーマとし、生きている上で行われるパスを「絵を描く」ことによって行なっていきたいと思い絵画を制作している。人は日々誰かから何かしら受け取っている。何か具体的に受け取っているわけではない。しかし、生きるに値する何かを受けとっている気がしてならない。誰かから日々受け取り続け、自分もまた贈り返していく。誰かの応答に対して応答していく。そのように絵を描きたい。
<滞在制作プラン>
今回の滞在制作では社会に開かれた場所であることを主軸とし、訪れる人々と関わりながら絵を描いていく。週のうちの火木金土を公開制作とし、訪れた人と制作を通して関わりたい。また、コンスタントに作品を制作し、毎週日曜日にゆいぽーとにて簡易的な展示を行う。アトリエでもありながら展示空間でもあり、誰かのサードプレイスとして開かれた場所を目指す。社会に開かれた場所で絵を描くことによって「絵を描きながら生きていく」「人と関わる中で絵を描いていく」ということの実態に少しでも触れられる様な場を作っていきたい。
下澤 亮太 Ryouta Shimosawa
ジャンル:絵画
<プロフィール>
富山県出身。2025年3月長岡造形大学造形学部美術・工芸学科卒業。現在同大学院造形研究科修士課程一年次在籍(美術工芸領域)。
「優れた絵画とは何か」という問いを出発点に、「絵を描く」という行為に着目しながら作品制作を行っている。制作の実践を通して、「描く・視る」という単純な枠組みに収まらない絵画経験を、油絵具やキャンバスといった物質的要素に加え、制作時の環境や心理状態など多様な要素を含む広義的な存在として捉え、自身における固有の絵画経験の研究を進めている。
<滞在制作プラン>
今回の滞在制作では、「場所、生活、人」に着目し制作を行いたいと考えている。絵を描くとき、無意識のうちに、描くことで初めて現れる線や色彩、その他の要素にから多くの影響を受けている。絵を描くという行為においては、私と作品の相互作用において、より完全な形を模索していくのだと考える。そしてその関係は「私と作品」だけに留まらず、「作品と制作場所」「作品と他の作品」といったさまざまな挑発関係を築きながら、作品が変化していく。そのため、これまでとは違う「場所、生活サイクル、人」の中で制作を行うことで必然的に生じる事象を手がかりに、自身の絵画経験についての考察を深めたいと考えている。